アジア閣僚級防災会議にて「Japan’s Dilemma」を発表しました!!

2018年7月3日から6日にかけ、モンゴル・ウランバートルにて行われたアジア閣僚級防災会議(AMCDRR)に福島ブックレット委員会 / JCC-DRRとして参加し、福島原発事故後の様々なジレンマを発表しました。
AMCDRRは2年に一回、アジア太平洋地域の防災担当大臣を始め、様々な防災関係者が集まる会議で、2018年はモンゴルがホスト役となり実現しました。ちなみに2020年はオーストラリアで開催されるとの事です。

福島ブックレット委員会 / JCC-DRRでは、1時間のサイドイベント枠を頂き、福島ブックレット委員会 / JCC-DRRの大橋共同代表及び、福島大学名誉教授の山川先生にご登壇頂きました。
大橋共同代表からは今福島が抱える10のジレンマを、仙台防災枠組の7つのグローバルターゲットに沿った形で発表。山川先生からは約40もの日本学術会議の提言の紹介があり、「科学のための科学ではなく、社会のための科学が重要」とのメッセージや、市民社会・アカデミア双方が現在の状況に懸念を示している事を国際社会に向けて発表しました。
また、「Japan’s Dilemma」のパンフレットも300部用意し、パートナーネットワークであるアジア防災災害対応ネットワーク(ADRRN)やJCC-DRRメンバーでもあるSGIのブースにも置かせて頂きました。
サイドイベントに参加したインドからの参加者からは、「原発の新設が進んでいるのだが、リスクは全く無いと言って教えてくれない」との共有があり、アジアの様々な国で日本が犯した最大の過ちである「安全神話づくり」が行われている実情が再確認できました。福島ブックレット委員会 / JCC-DRRとしては、継続的に日本社会が防災の教訓として学んでいる事を発信していきます。
「Japan’s Dilemma」:PDFファイル(810 KB)

※ 当プロジェクトは地球環境基金の助成を受けています。