【仙台防災未来フォーラム2024にて発表】
3月9日、仙台市にて「仙台防災未来フォーラム2024:仙台枠組折り返し みんなで今できる防災」が開催されました。JCC-DRRとしては、「早期警戒アクションの重要性について:私達が更に取り組めること」と題して、国連気候変動会議(COP)でも注目される早期警戒システム(EWS)の普及と効果的な応用、EWSを補完する市民社会の役割をテーマに発表を行ったほか、多数のメンバー団体が展示や発表等を実施しました。
JCC-DRR主催の発表には、JCC-DRRメンバーのほか、Date fmの名護ひと美様、東北大学災害科学国際研究所の佐藤 翔輔准教授が登壇。名護様からは、Date fm社が2011年から継続して制作している「サバ・メシ防災ハンドブック」や、小学生を対象に行う防災教室など、コミュニティの防災力強化のための取り組みについてご紹介いただきました。また佐藤准教授からは、自助・共助によって被害者を減らした好事例の紹介と共に、防災・減災は分野を超えて皆で取り組んでいくべきとの意味で、2022年に発表された国連行動計画「Early Warnings for all(すべての人に早期警報システムを)」とあわせて、「Early Warnings by All(すべての人による早期警報システムを)」の重要性を強調していきたいとの提案がありました。JCC-DRRメンバーの小美野(CWS Japan)、中村(国土防災技術株式会社)、浅井(SGI)からは、昨年JCC-DRRが発表した「早期警戒システムの効果的普及に向けた提言」を通して、国内でのEWS活用における課題や市民社会の役割を提案。また国内外での事前行動促進や防災教育の事例について紹介しました。
今後も、分野を超えた連携を更に強化し、よりよい防災・減災に向けた発信に取り組んでまいります。