防災グローバルフォーラムで分科会を開催

【防災グローバルフォーラム2024(姫路開催)にて発表】

6月16日から21日、姫路市にて、世界銀行主催「防災グローバルフォーラム2024:自然災害リスクへの理解を深める」が開催されました。会期中、防災に携わる政府・地方自治体関係者、企業・学術関係者、NGOなど、135カ国から約1,700名が参加し、100以上のセッションが実施されました。

JCC-DRRは20日、「先見的行動の促進と『すべての人に早期警報システム(EWS)を』の実現のために日本が貢献できること(How Can Japan Contribute to Anticipatory Action and Early Warnings for All?: Introducing Cross-sector Initiatives)」と題して、分科会を開催。

JCC-DRRメンバーのほか、EWS官民連携協議会事務局の矢切義行様、神戸市看護大学教授の神原咲子様に登壇いただきました。矢切様からは、日本の民間企業によるアジア太平洋地域での早期警戒システムの導入や効果的活用の促進のための枠組み「EWS官民連携協議会」の、経緯や活動内容をご紹介いただきました。神原様からは、西日本豪雨で被災された実体験をもとに、早期避難促進の必要性とそのための取り組みについてご発表いただきました。JCC-DRRメンバーの小美野(CWS Japan)は、先見的行動を加速させるため、コミュニティレベルでの取り組みやパートナーシップの強化などを提案。浅井(SGI)からは、「早期警戒システムの効果的普及に向けた提言」の紹介とともに、EWSの活用における課題や教訓を発信しました。数カ国からの参加がおり、EWSをより効果的に活用し続けるための維持方法や、ネット環境が整っていない地域や非常時などの対応について質問があり、活発な議論が行われました。